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April 16, 2018
Talk Vol.19 育成重視の独自路線(下) K-1 プロデューサー 宮田 充 第8回のゲストは立ち技格闘技イベント「K-1」の宮田充プロデューサーです。2014年より生まれ変わり、新たな路線で格闘界に新風を巻き起こしています。宮田プロデューサーが見据える新生K-1の未来とは――。 今矢: ジムは国内展開のみですか? 宮田: 首都圏中心ではあるのですが、13店舗ですね。現在は10店舗が直営で、3店舗がフランチャイズになっています。さいたまスーパーアリーナで興行しているので、埼玉県内にもオープンしようかという計画を立てています。 今矢: ジムの運営が収益のベースにはなっているのでしょうか? 宮田: なかなか投資の回収まではできていませんね。これが力になっていくと思うんです。アマチュアの公認ジムはもっとハードルを下げて、全国で随時募集をかけています。「K-1の看板を使っていいよ」ということで、全国で50店舗ぐらいあります。   二宮: 収益の柱はやはり興行? 宮田: ええ。ただ興行は水物でもあるので、選手を育成しながらイベント展開する。イベント展開ばかりだと育成が疎かになってしまいますから。いろいろな団体から選手を借りている。契約も大事だと思っております。契約を先々で交わした上で、その選手しか起用しない。今は団体間交流を一切やっていないんですよ。それぞれのジムで黒字化を目指してやっているんですけど、こればかりは地域に根付かないといけません。 今矢: 選手との契約形態は? 宮田: ファイターは一発勝負。次の興行で起用するか、契約した時点ではわかりません。魅力的な試合をすれば次に繋がるでしょうし、その逆であれば呼ばない可能性もある。我々は最後に試合をしてから1年以内という区切り方をしています。 二宮: その間の契約料は発生しているのですか? 宮田: ファイトマネーのみですね。半年後に試合をしたら、また1年間。格闘技は誰でもプロモーターになれる。ライセンスは必要がないんです。誰でも手を出せる。そのためには我々も防衛のために契約はしておかないといけません。 今矢: 選手個人がスポンサーを付けることに制限はあるのでしょうか? 宮田: 今のところは付けていないです。ファイターはトランクスに一番協賛メリットがあります。入場時にはガウンを着る。多い選手はそこにもズラリとスポンサー名が並びます。 【成長のために試合機会の増加を】 二宮: なるほど。新生K-1の立ち上げから5年目を迎えます。ここまでの手応えは? 宮田: 立ち技格闘技団体で競技展開と共にイベント展開に挑戦しているのは、初めてだと思うんです。我々にはアマチュアもあって、ジム展開もある。そこを理念としてやっているので、そこはブレずにできているかなと。 今矢: 持続可能な仕組みにしていくと? […]
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Talk Vol.18 育成重視の独自路線(上) K-1 プロデューサー 宮田 充 第8回のゲストは立ち技格闘技イベント「K-1」の宮田充プロデューサーです。2014年より生まれ変わり、新たな路線で格闘界に新風を巻き起こしています。宮田プロデューサーが見据える新生K-1の未来とは――。 二宮清純: K-1と言えば1993年にスタートしたヘビー級中心の興行をイメージする人も多いと思います。その後、WORLD-MAXという中量級に軸足を移していきましたが、これまでのものとは別物と考えて宜しいのでしょうか? 宮田充: はい。我々は2013年から準備をして、翌年にアマチュア大会を開催しました。その年からK-1ジムを展開していき、11月に興行「K-1 WORLD LEAGUE」(後にK--1 WORLD GPに改称)をスタートしました。我々は格闘技イベント開催だけでなくジムの運営、アマチュア大会の定期的な実施というピラミッドの形をつくっています。K-1ジムからプロになる方も輩出していますし、スポーツとして親しんでもらえる方にも場所や機会を提供できています。 二宮: 新生K-1はアマチュアも入れて底辺の拡大を図るのが、以前との違いだと? 宮田: そうですね。K-1甲子園というかたちでアマチュアの全国大会「K-1甲子園」は行われていましたが、より草の根の活動を行っています。 今矢賢一: それまではピラミッドにおける上の部分を主にやっていたということですね。 二宮: サッカーで言えば、ユース世代、ジュニア世代があってのトップチームということですね。そういう正三角形をつくりたいと? 宮田: はい。過去のK-1はヘビー級をメインにMAXという中量級、63kg級と最終的には3階級までは広げたのですが、それぞれの体格に合った階級がある。だから我々のK-1では全8階級(スーパー・バンタム、フェザー、スーパー・フェザー、ライト、スーパー・ライト、ウェルター、スーパー・ウェルター、ヘビー)まであります。スーパー・バンタムの55kgから2.5kg刻みでスーパー・ウェルターの79kgまでリミットがあり、無差別級がある。 二宮: 日本人でヘビー級を育てるのは容易ではないですね。 宮田: 昨年11月に開催した初代ヘビー級王座決定トーナメントには日本人4選手と欧米の4選手が出場しましたが、日本人で初戦を勝利したのは上原誠選手だけ。彼のベスト4が日本人最高です。準決勝では1ラウンドKO負けだったので、世界との差は感じました。まだまだこれからですね。 【チケットの価値向上目指す】 二宮: 過去のK-1は外国からヘビー級選手を連れてきて、華々しいカードを組み、テレビ放映権料を得るビジネスモデルでしたが、それとは違う路線でいくと? 宮田: そうですね。AbemaTVさんだったり、CSのGAORAさんが中継していただいております。深夜でフジテレビ、テレビ東京で関連番組も含め放送していただいています。ただそれがなくても運営を回していけるようにしたい。最初は4000人規模の代々木第二体育館でスタートしましたが、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催の関係で同体育館は改修工事に入りました。そのため昨年からはさいたまスーパーアリーナのコミニティアリーナ(8000人規模)で3回行いしました。そして今年3月21日に1万5000人規模のメインアリーナでの開催。新生K-1をスタートして4年かかって、メインアリーナになんとか辿り着いた。それは選手の成長と共に僕らも大きくなっている。1年目でメインアリーナは厳しかったと思いますが、今回はチケットも順調に売れています。 今矢: それはすごいですね。Jリーグでも1万人以上を呼べないクラブもありますからね。ホスピタリティのようなものは? […]
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