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Columnコラム

2012.05.15スポーツで東北へ継続的支援を

-東日本大震災から1年が経過した3月を境に、被災地に関するメディアの報道が少なくなっているように感じる。

 

報道量が減ったからといって、東北の被災者の暮らしぶりが劇的に改善されているわけではない。
今なお30万人以上が仮設住宅や全国各地での避難生活を余儀なくされている。復興へは、まだ道半ばだ。

 

今後、被災者の生活再建と並行して取り組まなくてはいけないのが、精神面のケアや生きがいづくりである。
家族や友人、知人を亡くし、自宅や仕事を失った心のダメージはモノだけでは満たされない。

 

その意味でスポーツが果たす役割はこれからますます重要になってくる。
各競技のアスリートが被災地に出かけて現地の人たちと触れ合ったり、スポーツイベントを開催することで、
少しでも前向きな気持ちになれるきっかけをつくりたい。

 

そんななか、昨年に引き続いて復興支援大会として開かれるのが、
今回で8回目を迎える「岩手銀河100kmチャレンジマラソン」だ。
昨年は震災から3カ月後の6月12日に開催され、約1500人が参加した。

 

100kmの部は朝4時にスタートし、高低差が500m近くある道のりを駆け抜ける。
いきなり100kmを走るのは……というランナーには、
同じコースを4~7名でタスキをつないで走る駅伝の部も設けられている。

 

昨年の大会にはバンクーバーパラリンピックで2つの金メダルを獲得した新田佳浩選手や、
トレイルランナーの宮地藤雄選手らが駆けつけ、レースを盛り上げた。
またゴール地点の雫石総合運動公園では、
応援に来た子供たちとサッカーボールを蹴るなどの交流も図られた。

 

今年の大会は6月10日に開催される。
エントリーは先日、締め切られたが、大会を運営するにはスポンサーの支援、
ボランティアスタッフの協力、物品の提供などのバックアップが欠かせない。
東北をスポーツで元気にする試みが継続的に行われるよう、
ぜひ全国に支援の輪が広がることを願ってやまない。