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Columnコラム

2009.06.14スポーツは最高の「喜び」

-スポーツの語源は何だろうか?

最も有力なものはラテン語の「deportare」だと言われている。
「portare」とは運ぶこと。
すなわち「仕事」である。
その否定形(de)なのだから「仕事をしない」。
つまり「遊び」や「解放」という意味だ。
そもそもスポーツとは楽しむものなのである。

 

ところが明治期にスポーツを欧米から”輸入”した日本では、これを「体育」と訳してしまった。
「体育」は直訳すれば「Physical Education」である。
富国強兵の時代だったこともあり、国民を教育、訓練するためのものとして受け入れられた。
日本でスポーツに対して、今でも”教育の一環”との考え方が根強いのは、最初のボタンの掛け違いが一因になっている。


-スポーツは楽しむもの。

そのことに日本で最初から気づいていたのは、俳人の正岡子規だと個人的には思っている。
子規はボールゲームを”球戯”と訳した。
今でも一般的に使われる”球技”ではない。
“球と戯れる”。
子規は「スポーツ=遊び」との本質を理解していたのではないか。
そう解釈している。

 

私たちが生きていく上で”遊び”は欠かせない要素だ。
その意味でスポーツは人間が生み出した最高の “遊び”のひとつである。
「生きていて良かった。楽しかったね」。
スポーツに親しめば、日々の生活はもっとおもしろくなるはずだ。
スポーツに広く深く関われば、人生はさらに豊かになるはずだ。
スポーツは人間にとってかけがえのない文化である。

 

 


 

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