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Columnコラム

2012.06.25五輪マイナー競技にも注目を!

-ロンドン五輪の開幕が近づいてきた。

 

各競技とも代表選手は、ほぼ出揃い、最終調整に励んでいる。
五輪は言うまでもなく、すべてのアスリートにとって最高の舞台。
多くの選手が、ここで結果を出すために4年間、
苦しい練習に耐えてきた。

 

なかでもマイナースポーツの選手たちにとっては、
五輪は競技をアピールする絶好の機会である。
メダルを獲って、競技を盛り上げようという
強いミッションを持っている。
トランポリン日本代表の伊藤正樹選手もそのひとりだ。
彼は昨シーズン、世界ランキング1位に輝き、
ロンドンのメダル候補である。

 
「僕自身はトランポリンと出会えて、本当にいい人生を過ごせています。トランポリンをやることで、いろんなところに行けて、いろんな人にも出会えましたから。だからこそ、ひとりでも多くの人にトランポリンに取り組んでほしい。前回の北京五輪では太田雄貴選手がフェンシングで銀メダルを獲って、競技の認知度がかなりアップしました。今回は僕たちの番だと強く思っています」

 

-どんな競技であれ、世界で結果を残すには、それなりの資金が必要だ。

 

練習環境の充実はもちろん、大会に出るには遠征費もかかる。
だが、マイナースポーツは競技団体の力も弱く、
サポート体制は充分ではない。
注目度が低く、スポンサードも得られないのが実情だ。
そのため、なかなか世界と対等に戦えず、
一向にスポットライトが当たらないという悪循環に陥る。

 

多くのマイナースポーツの選手たちは自腹を切ったり、
練習の合間にアルバイトをして競技を続けている。
ピストル射撃の小西ゆかり選手は一時期、ラーメン店で働いていた。

 

「接客からラーメンの提供、片付け、皿洗いといろいろやりましたね。
時間は主に夜の19時から深夜の2時まで。
夜遅くまで大変でしたけど、
仕事をさせてもらえるだけでもありがたかったです。
練習や大会があると、どうしても勤務が不定期になってしまいますから、
自分の都合に合わせて働ける職場となると、
なかなか見つからない。
だからアルバイト先は選びたくても選べない状況でした」

 

このようにマイナースポーツの選手たちは、
競技以外の部分でもさまざまな困難を乗り越えて
五輪の出場権を得た者がほとんどだ。
苦労して手に入れた切符だけに、
ロンドンで一世一代の大勝負をかけようと
虎視眈々とチャンスを窺っている者もいるに違いない。
今回の五輪はテレビのみならず、
インターネットを通じても数多くの競技を中継で楽しむことが可能だ。
彼らの一挙一動を見守りたい。