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December 5, 2018
Sportsful Talk 第12回(ゲスト:平岩康佑さん) 2018.12.5 スポーツジャーナリスト二宮清純氏とブルータグ代表取締役の今矢賢一が、毎回多彩なゲストを招き、スポーツの今を読み解く”Sportsful Talk”。 今回のゲストはフリーアナウンサーで、日本初のeスポーツ実況に特化した会社、ODYSSEYを立ち上げた平岩康佑氏です。今、認知度も急上昇中のeスポーツの現状を訊いた。   誰にでも平等なeスポーツ  
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Talk Vol.25 誰にでも平等なeスポーツ フリーアナウンサー/ODYSSEY代表取締役 平岩 康佑 第12回のゲストはフリーアナウンサーで、日本初のeスポーツ実況に特化した会社、ODYSSEYを立ち上げた平岩康佑氏です。今、認知度も急上昇中のeスポーツの現状を訊いた。 二宮清純: 今年6月にeスポーツ実況のプラットフォーム的な会社ODYSSEYを立ち上げたきっかけは? 平岩康佑: 元々、私はゲームがすごく好きでした。海外でeスポーツが盛り上がっているのは知っていましたし、日本でもプロリーグができたり、大きな大会を開催するという話は耳に入っていたんです。だからやるなら自分が第一人者になりたかった。ゲーム好きで実況もできるのに、自分が関わらずに競技が盛り上がっていくのは許せなかったんです。むしろ先頭に立ってやりたいという思いがありました。   二宮: 起業から約半年が経ちましたが、反響はいかがですか? 平岩: おかげさまで、たくさんのお仕事をいただけています。やっぱり需要の多さをすごく感じます。これまでにもeスポーツの実況を担当している方はいたんですけど、彼らは元プロゲーマーや元ユーチューバーで、ゲームのプロであっても喋りのプロではなかった。ゲーム会社さんからの問い合わせも多いですね。基本的に土日がeスポーツのイベントは土日に多いので、立ち上げから1カ月で週末のスケジュールは来年3月まで全部埋まっています。 今矢賢一: 大会やイベントの主催者が実況をODESSEYさんに発注するというかたちができあがってきていると。そこで信頼を積み上げていけば、さらにビジネスとして広がっていくわけですね。 平岩: そうですね。今はその実績をつくっている段階です。 二宮: 将来的には会社にアナウンサーをたくさん抱えるようなかたちにしたいと? 平岩: そういうイメージはつくりたいと思っています。例えばフリーの女性アナウンサーと言えばセントフォース、ユーチューバーではUUUMのように、「eスポーツの実況といったらODESSEYだよね」というイメージにしたいんです。そうすればまず発注はウチにくるという道筋ができますからね。 二宮: そのためには市場が拡大しないといけません。時にはプロモーション的なことも必要になっていきます。 平岩: ええ。今は実況アナウンサー事務所としてのマネジメントビジネスだけではなかなか収益的にも難しいところがありますね。だから他の収益の柱を作るプロジェクトを進めています。 二宮: 平岩さんは独立する前、朝日放送でアナウンサーとして活躍されていました。スポーツキャスター志望だったのでしょうか? 平岩: 元々は報道をやりたかったんです。「メインキャスターは、元々実況アナウンサーが多いよ」と言いくるめられました。当時は実況が足りなかったと思います。結果的にはその経験が今の仕事に繋がっています。 二宮: 培ったアナウンス技術はやはり役立っていますか? 平岩: そうですね。朝日放送は甲子園、高校野球を中継しています。選手の技術的なところも重要ですが、人間ドラマやバックグラウンドをすごく大切にする局です。例えば、高校野球で弱小校が名門校に大差で負けている試合を実況していたとします。最終回に弱小校の攻撃で、初めて公式戦に出場する3年生が代打で起用されてデッドボールで出塁した場合に「3年生の〇〇がデッドボールで出塁です」と実況すると怒られるんです。「オマエ見てたか。あれは3年生が最初で最後の公式戦に出たんだぞ。“この夏、初めて一塁キャンパスに向かいます”。そこで一番盛り上げろ」と。 二宮: 辞める時には反対されたのでは? 平岩: はい。今年のはじめには独立する話をしていました。ただ当時はeスポーツの認知度が今ほどは高くなかったので、ほとんどの人が反対しましたね。 今矢: 皆さん、心配していたんでしょうね。 […]
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